みなさんこんにちは、リョウ(@rgarage_ryo)です。
「マスツー行くならインカム用意しなきゃ・・・」
しかしインカムの値段もピンキリで、高級なインカムの代表格である『SENA』や『B+COM』ともなれば3万円以上しますよね。

僕自身マスツーよりもソロツーの方が多く、インカムの出番も少ないのであまり投資したくないのも事実。
でもたまにマスツーに誘われてもインカムが無いと楽しめない…というわけで激安インカムを買ってみました。
LXB4FM買いました!
今回購入したのはLXB4LMという中華インカム。Amazonでも人気のインカムです。
お値段約8500円!しかもクーポンがあるので適用すれば10%OFFとかいう破格の値段(2020年7月現在)

主な特徴
- 4人同時通話
- Bluetooth3.0で接続可能
- FMラジオ
- ノイズキャンセル機能付
- 防水
- 他社インカムとも接続可能
- バッテリー容量800mAh(通話時間15時間)
とこんな感じで機能も豊富…これで1万円切るのは素直に凄いと思う。
外観はこんな感じ↓
アンテナ部もなくてスッキリとしたボディ。
青い部分はプラスチックで黒い部分はラバー素材になっています。サラサラとした触り心地で気持ちいい!
前面にはボタンが4つあり
- 左:コネクトボタン
- 上:音量上げ
- 下:音量下げ
- 右:電源ボタン
とシンプルな構成。形状からもわかりやすいのでヘルメットを被った状態でも操作しやすいです。
裏側にはブラケット取り付けのためのスライドがあるくらい。
本体下部に充電用のマイクロUSB差し込み口があります。防水用にフタが付いていますが、すぐに取れてしまうような構造はしていません。
本体向かって右側にマイクとスピーカーケーブルの差込口、ここにもフタはついていますが使用時はピンが差しっぱなしになります。
インカムボディに関しては、中華クオリティかと思いきや意外にしっかりした造りで驚きました。
付属品はこちら↓
- 説明書
- ブラケット(2種類)
- マイク(2種類)
- スピーカー
- マイクロUSBケーブル
付属品に関しては値段なりといった感じで、ケーブルやマイクは心もとない品質なのが正直な印象^^;
安いのでここは妥協ですね。
ヘルメットに取り付けていく
それでは取り付けてみます。ちなみにヘルメットはOGKカブトのエアロブレード5。
インカムボディの取り付け
まずインカムを取り付ける位置を決めます。
固定方法は
- クリップベースで止める
- 両面テープベースで固定する
の二択ですが、ヘルメットの構造上クリップでの取り付けが無理そうだったので両面テープ式で取り付けました。

取り付け位置はバイザーのラインと平行になるようにと、左手で操作のしやすい位置に取り付けました。
ヘルメット湾曲面とベースの湾曲面が合っていないので隙間が空いちゃいますが、抑え込むとしっかりくっついてくれました。
インカム自体の重さも軽いのでまぁ、大丈夫でしょう!

マイクとスピーカーの取り付け・配線
次にマイクの取り付けと配線をしていきます。
ちなみにマイクは
- フレキシブルな棒がついたブームタイプ
- 薄くて短いコンパクトタイプ
の二択ですが、今回取り付けるヘルメットがフルフェイスなので薄くて短いタイプを選択。ジェットヘルメット等であればフレキシブルな棒タイプで口元に持っていくのがおすすめです。
マイクの取り付け位置は口元になるべく近くなるように取り付けます。

取り付け後がこんな感じ。
固定は両面テープで取り付けるようになっていますが、あとで調整できるようにテープは使用しませんでした。
頬パッドに挟み込むようにすればガッチリとまではいかないまでも、ある程度固定できたので当面はこのままで行く予定。

次にスピーカー。
エアロブレード5にはスピーカーを取り付けるスペースがあったので、イヤーピースを外してそのスペースに取り付けました。
固定はベルクロで止められる構造なので簡単です。着脱も便利ですね。
画像だと少々わかりづらいですが、スピーカー専用スペースにぴったりと収まっています。

配線の取り回し
マイクやスピーカーの配線はヘルメット内のインナーなどを通すようにしてバタつかないのがベターですね。
ヘルメットの着脱時に動いて抜けたり断線したりする可能性もあるので注意が必要かと思います。
内部はうまくいきましたが、内部~外部本体までの配線取り回しが厄介でした。
エアロブレード5はビラビラがついているせいで内部から本体までの距離が長く、線がだらーんとしてしまいます。
このビラビラと緩衝材に穴を空けて通せば露出を最小限にできてスマートですが、ヘルメット性能が落ちても嫌なのでとりあえずこれで。

と、こんな感じで取り付けは完了。ヘルメット毎に取り付けは異なると思うのであくまでも参考程度にしてくださいね。
それぞれの使用感について
それでは使用感についてレビューしていきます。
主にマスツーでのインカム用途とBluetooth接続でLINE通話、音楽を聴いてみました。
LXB4同士で使う分にはかなり快適
友達一人と同時に購入して使ってみましたが、インカム使ってのツーリングって楽しい!と思えるほど快適でした。
ペアリングもスムーズでしたし会話も遅れることなくスムーズ、声もクリアに聞こえました。
一度50m~100mくらい離れましたがまったく途切れませんでした。(公称1600mまでイケるそうなので余裕か)
中華クオリティの安かろう悪かろうかと思いましたが予想を裏切られ、普通に使えて良かったです。
他社メーカーとの使用感について(LINE)
では次に他社インカムとの使用について。
LXB4が2人、B+COM ONEが1人でやってみました。
この時B+COM側の友人が買ったばかりで使い方をわかっておらず、他社との繋げ方がわからなかったので断念…LINE通話でやることにしました^^;

LINE通話は言わずもがな、Bluetooth接続さえ出来る機種なら通話が可能で距離も無制限。ペアリングに困ったらグループLINEで通話が普通でしょう。
が、音質悪いのとラグがあるので使い勝手が悪すぎます。
さらに電波が悪くなると当然通話も切断されて出来なくなります。バイクって山道峠道をよく通るので、出来るだけインカムでの無線接続がベターですね。
LINE通話はやっぱり不便だというのが感想です。
音楽再生機器として便利
地味にいいなと思ったのがこれ!インカムはマスツー専用というわけではなく、ソロツーでも活用することが出来るんですね。
Bluetoothでスマホと接続すればスピーカーから音楽を流しながらの走行が可能に。
ツーリングの醍醐味として、環境音やマフラー音を聞きながらの走行が楽しいってのがありますがマンネリすることもあります。
そんな時には気分を変えて音楽を聴きながらツーリングするのも悪く無いですね~!
ただし、あまり爆音で聞いてると事故の元なので注意は必要ですが^^;
ノイズキャンセリングについて
Amazonレビューにて、ホワイトノイズが気になるとの評価があったので言及します。
電源を入れると『サー』というホワイトノイズが常に入るのですが、これによりロードノイズ等が軽減されるので僕はあってもいい機能だと思います。
音楽を流したり会話中は気になりませんし、外部の音が全く聞こえなくなるほどのキャンセル性能も無いので、バイク走行中に使うアイテムとして考えれば丁度いいのではと思います。

というわけで、ノイズがあるのは故障ではないので購入予定の人は頭の片隅に入れておいてください!
バッテリーの持ちが良い
公称15時間の通話が可能ということで十分な電池容量を持っています。
1日にそんなに連続して乗ることも無いし、電池が切れれば最悪モバイルバッテリーで充電も出来ますし。

因みに中華製品にありがちですが、電源を入れるとネイティブな英語でバッテリー残量を教えてくれますw
4人通話はちょっと少ないよね
ちょっと残念なのが『最大同時接続人数4人』っていう点。
10人以上で行く大型のマスツー等では会話どころじゃなくなるのでそこまでの同時接続人数が欲しいとは思わないけど、5~6人で行くツーリングに使えないのは痛い。
微妙な差なんだけど出向くツーリングによって使えるか使えないか変わるので、もうちょっと頑張って最大8人接続可能!くらいは欲しかったですね。
大は小を兼ねるって言いますし、これによってもう一台インカムを買わなきゃいけないってなれば「最初から高級インカム買っておけばよかったよ!」って後悔することに…
それなら最初から多人数対応インカム買えよって話なんですが、それだと値段も高くなるし…と無限ループ。

最後に:インカム入門ならマストバイか
以上、LXB4FMのレビューでした。
良いところ悪いところ書いてきましたが、これらの機能でこの値段なら入門機におすすめだと思いました。
なので
- 4人以下で使用する
- あまりインカムに投資できない
- 音楽も聴きたい
といった方におすすめ出来るインカムだと思います。
値段的に安いので仲間内で合わせて買いやすいのもポイント。なかなか『3~5万円するインカムで揃えようぜ!』とも言いづらいですからね^^;
というわけで気になった方はぜひ使ってみてください↓